ビル内での強制的な空調の必要性は?

質問内容
ビルの中で仕事しているせいか、強制的な空調が必要でないか懸念しています。1階子供部屋等には、換気扇等の空気の取り入れの物がなく、何らかの外気の取り入れの手段が必要と考えています。1階の全体の空気の流れが滞っていると思います。ロスナイや花粉防止のフィルターのついた換気扇を取り付けることの可否をお聞かせ願いたい。

回答
花粉症の場合は、窓を開けて換気と言うことは、室内に杉花粉などを取り込む恐れがあるので、花粉を取り込まない換気扇を取り付けた方がよいと思います。

通常、住宅の自然換気階数は、木造在来工法で窓をサッシとした場合で、1時間当たりの自然換気回数は、0.5回ぐらいです。室内の必要換気量は、部屋の種類、火を使用する場合や、熱、蒸気などが発生する場合などにより異なります。換気量の算出は、建築基準法に定める方法や、部屋の必要換気回数に基づくものなど、いろいろな方法がありますが、その部屋の使用目的に合った的確な数値を設定します。

建築基準法に基づく方法

居室の場合(1人当たりの占有面積から求める方法)、
必要換気量(㎥/h) = 20 × 居室の床面積(㎡)/1人当たりの占有面積(㎡)
1階・子供室、部屋の広さ、子供室A+Bで、16.56㎡ 人員 2人
必要換気量=20×16.56/(16.56/2)=40(㎥/時間)
子供室AとBを、1室とした場合は、40㎥/h以上の容量のある換気設備を設ければよいと思います。