神棚板の豆知識

国産桧の神棚板

私たち「木の住まいを創る会」では、木材の良さを活かした神棚板を

国産の桧で職人が一つ一つ丁寧に、心を込めて作り上げています。

家庭での神棚祭祀が始まったのは、江戸時代初期。

伊勢神宮への信仰を勧めた御師達が、神宮の御神札を

配る中で、その御神札の安置場所としての家庭用神棚

の祭祀が始まったと考えられています。

神棚を新しくお祀りする時期は、一般的には年末が

多いようですが、ここ最近は、家を新築した時や、リフォーム

をした時に神棚をお祀りする方も増えております。

神棚板の寸法の由来ですが、

 

一般的な大きさ【3尺6寸5分】1年は365日の数字を表しています。

 

奥行き【1尺2寸】は12カ月、厚さ【1寸】は1日を表します。

桧は湿度調整をし、耐久性が強く腐りにくく、

殺菌・駆殺虫作用があるので、神棚に適した棚材です。

 

また、神棚の取替えには特別な決まりはありませんが、

5年、10年、15年など、5年毎に区切って神棚を取り替えることが

多いようです。

伊勢神宮が、20年毎に社殿を建て替えていることから、

家庭の神棚も長くて20年に一度は新しくすると良いとされています。

 

神棚の掃除と飾りは31日の一夜飾りはいけません。

掃除をしていいのは12月なら28日までと30日です。

29日に行うと「9(苦)がつく」といって縁起が悪く、

31日ですと「不幸があると慌ただしく祭壇を飾ることと同じ」

といってこの日も縁起が悪いので、その日は避けて早めに

終わらせましょう。

年末の神棚のお掃除の際、ぜひ神棚板の汚れも見て下さい。

年月が経つとどうしても汚れが目立ってきます。

汚れが目立ってきたら新しい神棚板も

取り替えることをおススメします。